薬剤師の転職先は、田舎や都会関係なく全国各地にあるといえます。一般的な職業の場合、田舎よりも都会の方が給料が高くなる傾向にありますが、薬剤師の場合はそうとはいえません。人手不足解消のために、高い給料を提示し、早く良い人を集めたいと考えていることもあります。いろいろメリットも多い、薬剤師の田舎への転職ですがやはり注意すべき点もあるもの。ここでは、3つの注意点をご説明します。薬剤師の転職先として田舎も検討している人はぜひご確認ください。
*大病院など、希望する規模の勤務先があるとは限らない
田舎であっても、病院や調剤薬局は存在しますが、大病院となるとどうしても都市部に偏りがち。企業薬剤師として働きたいと思っても、求人自体がないという可能性もあります。しかし、勤務先の規模にこだわるのではなく、今までに行ってきた仕事内容に目を向けて、薬剤師転職先を探すことで、田舎だから無理だという考えは薄れていくでしょう。
*人間関係・コミュニケーションが重要となる
都会よりも田舎の方が人間関係が濃密だといわれていますが、これは転職しても同じこと。調剤薬局勤務になった場合も、年配の患者さんと接する機会が増えるため、自然と何度も顔を合わせることになります。患者さんの症状自体も、やはり若者よりは重いもの、長期的なものが多いでしょう。無関心、さっぱりした人間関係を好むという人は、田舎に転職すると思わぬ悩みが増えるかもしれません。ただし、田舎の度合いにもよりますし、田舎の中での新興住宅地近くの調剤薬局となれば、また雰囲気も変わります。
*可能な限り、実際に田舎に足を運んで情報収集をしましょう
実家のある田舎にUターンという場合はまだしも、全く見知らぬ土地に条件だけを見てIターン就職することはおすすめしません。田舎と一言でいっても、内容は様々。交通手段や移動時間を考えると、何度も足を運ぶのは難しいかもしれませんが、それでも1回は見ておくべき。規模が小さくなればなるほど、ネットに求人がでることもないため基本的な情報収集は、転職支援エージェントに頼り、雰囲気になじめるかどうかは自分の肌で感じることをおすすめします。
*薬剤師の田舎への転職こそ、転職支援サイトの活用を
非公開求人というわけではありませんが、田舎の求人情報はなかなかネット上に出てこないもの。しかし、それは求人がゼロというわけではありません。この地域で働きたいなど、あなたの中に地域の希望がある場合は、転職サイトに登録し、転職支援エージェントが持つネットワークから具体的な求人情報を得ることがおすすめです。転職先の地域を決めるのはあなた自身ですが、情報収集はプロに任せたほうが効率もUP。もちろん、転職相談は無料です。